八代市から、清流球磨川沿いを数十キロ信号の無い道を
気持ち良くドライブすると人吉温泉に到着します。
2020年の7月の球磨川氾濫による水害には、心を痛めています。
大変でしょうが、なんとか復活するように願っています。
復旧作業のお手伝いもしたいところですが、落ち着いたら義援金を直接持って人吉温泉に行くことを決めました。
生憎の雨の中でしたが・・・
人吉温泉の元湯に到着しました。
珍しく、愛車の中からパシャリしてみましたよ。
天気の悪さがちょうど・・・
歴史ある元湯の浴槽を幻想的に魅せてくれますね~。
~人吉温泉元湯の泉質~
ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉 47.7℃
少し黄色っぽいお湯は、ほんのり薄い塩味がします。
浴感は、派手さは無いですけど・・・
むしろ、優しさのような柔らかさを感じました。
おじいさんと話しながら、30分も入っていたら・・・
弾けるような気持ち良さを感じられました!!
人吉温泉のポテンシャルの高さを実感できましたよ。
脱衣所も木をふんだんに使って、味がありますね~。
【お問い合わせ先】
人吉温泉 元湯
0966-23-3054
営業時間 6:00~22:00
定休日 元旦
料金 200円
古くて渋いのに・・・
新温泉にやって来ました。
鮮やかな青い屋根が、愛車のオレンジとベストマッチしていますね。
当然、番台にも味があります・・・。
脱衣所もいい雰囲気ですね~。
年季の入った装備品も、自然に溶け込んでいます・・・。
元湯にもあった、出窓のような空間です。
これのおかげで、明るい空間を演出していますね。
絵の広告が渋すぎます・・・。
左が普通の浴槽で、右は浅い水風呂ですね。
床にも年季が感じられます・・・。
~新温泉の泉質~
単純温泉 42℃
夕方に来ましたが、貸切でした。
写真では表現できなかったけど、お湯の色はウーロン茶色をしています。
浴槽の温度はぬるめで、安心して長湯ができますね。
残念ながら・・・
宿のチェックイン時間が迫っていてゆっくり出来ませんでした。
渋い戸が、独特な雰囲気ですね。
昭和初期の造りにしては、窓も多く明るく開放的で・・・
斬新な設計だと思います。
【お問い合わせ先】
新温泉 0966-22-2020
営業時間 13:00~22:00
定休日 第1月曜日
元旦
料金 300円
国道445号線沿いですが、分かりづらいので写真を貼りますね。
公衆トイレの看板が目印です。
トイレは、外にありますよ。
お次は、本日のお宿の人吉旅館です。
雰囲気のある佇まいをしていますね。
国登録の有形文化財のお宿なんです。
全ての部屋が、違う大工さんが作ったそうですよ。
歴史ある旅館だけあって、浴室へのアプローチも素敵です。
浴室の横に喫煙できる休憩所があります。
湯上りに一服も気持ち良さそうですね。
分煙が主流の世の中ですが、ここではまだ違うみたいです。
自分はタバコを吸いませんが、部屋はそんなにタバコ臭くはありませんでした。
人吉旅館の名物の・・・
ベンチが入った浴室です。
同じ造りの浴室が二つありますよ。
元々、男女別だったのが、狭いので繋げて使えるようにしたそうです。
時間による男女入れ替え制となっています。
日帰り入浴する場合は、問い合わせしてから行くのが無難でしょう。
~人吉温泉の泉質~
ナトリウムー炭酸水素・塩化物泉 54.6℃
泉質うんぬんの前に・・・
鮮度が良さからくる、浴感の気持ち良さが目立ちますね!!
入れ替えの頻度が高くて、湯使いが良いのだと思います。
持ち帰りが出来るような湯口もあります。
チョロチョロで、時間がかかりますが・・・。(汗)
持ち帰って、いろんな用途に使うとあんまり美味しくないです。
コーヒーの味も苦味のバランスが大きく変わるし、
お米を炊いても、黄色くなって少々の臭みが出ます。
とにかく、パンチの効いた個性ある飲泉ですね。
唯一・・・
アールグレーの紅茶は、美味しく飲めました。
ただ・・・
美味しくないけど、飲むだけで肌がツルツルになります!!
美容に興味ある女性は、おおいに試してみると良いでしょう!!
ベンチを寄って撮りました。
座り心地は、抜群ですよ!
新鮮な源泉をじっくり味わって下さいって事でしょう。
【お問い合わせ先】
人吉旅館 0966-22-3141
日帰り営業時間
7:00~21:00
定休日 不定休
料金 600円
※時間で男女入れ替え制なので、ベンチは要確認して下さい。
独特な造りの上がり湯ですね。
時間で入れ替わると岩風呂になります。
元々、銭湯だったらしいですよ。
その日の浴感がベンチの浴槽ほどは良くありませんでした・・・。
家族湯が二つあります。
空いていれば、予約無しでも入れます。
日帰り入浴でも、1時間以内で入れるそうですよ。
この小さい浴槽の割りに、大量の源泉がかけ流されています。
鮮度が抜群ですぞ!!!
体が喜びまくって、大変です。
玉のような汗が出て、止まりません!!
人吉温泉では、この家族風呂がナンバーワンの浴感の良さですね。
あまりに気に入ったので、夜も朝も入りましたよ~。
さて・・・
ここからは宿泊編ですよ。
しっかり飾りつけがしてあるロビーです。
球磨焼酎の試飲ができる樽も置いてありますよ。
この日は、デジカメのバッテリー切れそうになって・・・
充電ケーブル忘れで、困っていたけど借りる事ができて助かりました。
さすが、ホスピタリティ抜群のお宿です。
立派な柱がふんだんに使ってあります。
ひな祭りのシーズンなので、ひな人形も飾ってますね。
見るだけで虜になりそうな廊下ですよ。(素敵)
外側のガラスは、うっすら縦線があります。
現在では製造されていない珍しいモノだそうです。
渋くて落ちつけますね。
造りも凝っているのが分かります。
お部屋に案内してもらった時の説明が本当に丁寧でした。
そういう所からも、ホスピタリティの高さを感じます。
洗面所も木をふんだんに使っていますね。
水も地下水で飲めますよ。
角部屋だったので、二面側が窓でした。
解放感があって、より気持ちよく寛げました。
お楽しみの夕食の時間ですよ~。
人吉旅館の食事は、本当に美味しかったですわ。
(はぁと)
写真じゃ微妙でも、名物SL鍋の蒸気が火を噴きます!
(実物はもうちょっと迫力があります)
黒豚しゃぶしゃぶに負けない強さの黄色いキノコは・・・
【たもぎ茸】です。
希少の為、市場に出回らないそうです。
この黄色に負けない濃厚な味が魅力ですよ。
山女のお造りです。
川魚でお造りは、珍しいですね。
臭みはなく、美味しく食べられました!
海老芋と蕪の柚味噌かけですね。
上品ながらも、優しい味がします。
山女の塩焼きです。
美味しくって、全部ぺロリと食べたら・・・
『綺麗に食べたね』っておばちゃんに褒められました。
配膳してくれるおばちゃんも、ホスピタリティを強く意識した接客をしてくれます。
人吉つぼん汁です。
卓越した技術の調理なのに、敢えての力を抜いた雰囲気の
郷土料理が優しく温めてくれますね。
あまりに良かったので、おしながきを記念に載せてみました。
地のモノを丁寧に調理しているので、旅の醍醐味が味わえます。
高級食材に頼った調理でもないところにも好感が持てますよ。
写真に写し忘れてしまった・・・
デザートの焼酎ババロアもおいしゅうございました。
次の日は晴れたので、朝から球磨川沿いを散歩してみました。
懐かしくて、のどかな風景です。
子供と会うと、気持ち良く元気のいい挨拶してくれます。
街全体からホスピタリティの高さを感じますよ。
美味しい焼酎が、いっぱい飲めそうな飲み屋さんですね。
人吉旅館の近所に立派な神社があるので、行ってみます。
かやぶき屋根が立派さを増していますね。
朝食も籠盛で開ける楽しみが素敵です。
豊かで綺麗な地下水で調理されるので、美味しいですね~。
(食べすぎ注意!)
サラダは、バイキングで自分で盛りましたよ。
キムチは女将特製で、これがめっちゃ美味いです!
人吉旅館があまりに素敵だったので・・・
愛車とパシャリとしました。
好きなモノと好きなモノが一緒になるのって、本当に幸せな瞬間だと思います。
球磨焼酎の繊月の蔵元の隣にある、堤温泉に来てみました。
番台の料金箱にお金を入れます。
朝日を浴びて神々しい雰囲気すらあります・・・。
小さい浴槽ながら、熱めとぬるめに分かれていますよ。
自分が行った中の人吉温泉の中では、一番熱めですね。
熱めのせいか、浴感も分かり易く良いですよ。
福岡から鉄道旅で来たおじさんと話しながら入りました。
この堤温泉が大好きだそうです。
いいお湯は、話が弾みますね~。
~堤温泉の泉質~
ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉 49.9℃
熱めのパワーある源泉が、ドバドバかけ流されています。
浴槽に対しての投入量が多いので、鮮度も良いですね。
底の紅葉が、粋ですね~。
以前は、大きな植物が飾ってあったそうですが・・・
ベンチ代わりに座るのも快適です。
この角度からも良いですね~。
【お問い合わせ先】
堤温泉 0966-22-3207
営業時間 5:00~8:00
10:00~23:00
定休日 不定休
料金 200円
堤温泉の隣は、球磨焼酎の蔵元の繊月酒造があります。
九州に行くようになってからは、焼酎に興味津々なので行ってみますよ。
直売店は、工場の上を通って行きます。
いっぱいありますね~。
大きな機械で作っています。
工場の上にあるとは思えない造りの、直売所ですよ。
試飲も出来ます。
運転なので、泣く泣く諦めました・・・。(泣)
市場に出回っていない・・・
蔵元限定品を買って来ました。
【間違いの無い】美味しさですね。
焼酎って、蒸留酒でアルコールがきついイメージが強かったです。
が、これは別!
芳醇さと鮮やかさが絶妙なバランスのお味ですよ。
工場見学も出来るそうです。(要確認)
話を聞いていると、従業員の熱意が伝わって来ますよ。
焼酎好きならば、訪れる価値アリですね。
温水プールのスイミングスクールと温泉施設が併設している
珍しいおおがの湯にやって来ました。
入り口で飲泉も出来ます。
鉄分多めのお味が印象的ですね。
含弱放射能泉でもあるので、泉質も良いですよ。
~おおがの湯の泉質~
ナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉 50.1℃
還元系で、モール泉でもありラドン含有です。
一番奥が水風呂で、隣が熱めで、手前は適温の浴槽となっています。
やっぱりラドンは、水風呂ですね。
温冷交互浴が素敵。
ピリピリ感も、体が喜ぶ感覚を演出します。
鄙び系が苦手な人にもおススメできる新しい造りですよ。
温泉水が飲めるので、蛇口が付いています。
汲むのに便利ですね~。
【お問い合わせ先】
おおがの湯
0966-22-3600
営業時間 24時間
(12:00~13:00まで掃除)
定休日 不定休
料金 300円
※24時間営業なのも魅力ですね。
家族湯に入りたくなったら、幸福温泉が良いと思います。
内湯は、ブクブクしているからか浴感が微妙です。
脱衣所の中にあります。
空いてる時なら、寝れるかな・・・。
~幸福温泉の泉質~
ナトリウムー炭酸水素塩泉 51℃
綺麗な緑色が魅力的ですね。
色に負けずに、浴感も気持ちが良いですよ。
適温で露天なので、安心して長湯ができます。
家族風呂を写真撮影させてもらいました。
テレビまであります!
こぶりな内湯です。
鮮度が良さそうですね~。
露天風呂です。
幸福の文字の湯口が素敵ですね。
L字形の浴槽は、二人で入っても適度な距離感を演出しそう。
湯口の文字通り幸福になれそうな家族風呂ですよ~。
【お問い合わせ先】
幸福温泉 0966-22-1238
営業時間 10:00~22:00
定休日 不定休
料金 300円
家族風呂
1000円~2000円
渋い住宅地にベンチがポツリと・・・
奴留湯と書いて・・・
ぬるゆ温泉にやって来ました。
濃い硫黄のぬるい温泉好きにはたまらない場所ですよ。
まずは、料金箱にお金を入れます。
~奴留湯温泉の泉質~
単純硫黄泉 38℃
硫黄臭が浴室に漂う位に濃いのに、体温と同じ位の源泉温度の低さは珍しいです。
体感は、もう少し体温より温度が低い印象です。
泉質の濃さで、入っているとじわじわとポカポカしてきますね。
濃い硫黄泉は、湯当たりが心配になりますが・・・
楽々と長く入っていられますね~。
特に夏場は最高でしょう!!
この辺りはパワーある温泉が多いので、湯巡りの箸休めには良いかも。
夕方には、地元の方々で賑わいますよ。
※冬場は15:00以降に加温されるそうです。
【奴留湯温泉共同浴場】
営業時間 9:00~21:00
定休日 不定休
料金 200円
まだまだ・・・ 続きますよ~。
源泉かけ流し温泉の素晴らしさをより多くの人達に伝える事で・・・
無形文化遺産となった和食のように、
日本の綺麗な水を大切にする風土が育まれるように管理人は願います。
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